変化と時間で握る笑顔のスシ
グラブルの夏のバカンスの地・アウギュステ
今回はカッパとの交流を描いたストーリー「カッパサマー・クロニクル」を紹介しよう
このアウギュステでは毎年、様々なトラブルが巻き起こる
ある時はスイカがロボットに変形したり
またある時は空からサメが飛んできたりと何かと奇妙な事件に巻き込まれてしまう
ストーリーはカッパの少年・キュウタが外を飛び出し、足を滑らせて海に落ち、流されるところから始まる
一行はアウギュステで思い思いにバカンスを楽しんでいたところ岩陰に緑色の生物を見つける
そこで一行はカッパの存在と由来を知る
カッパはアウギュステ・トォノシ島を中心に生息していた伝説の生物で言い伝えなどはあれど絶滅していたと言われていた
流されて困っていたカッパの少年・キュウタを見てトォノシ島に行き元の住処を探す手伝いをしようと提案する
トォノシ島に着いた後、一行はキュウタを祭りに誘うが外の世界を怖がり怯えていた彼にシグは、あるアドバイスを送る
そして「挑んで失敗しても必ず何か手に入る」と
葛藤するキュウタだったが、お面や仲間の後押しもあり彼は祭りに行く決心を固める
祭りに来たキュウタはリンゴ飴や焼きそば、イカ焼きなどの屋台の料理を食べながら楽しんでいると祭囃子を演奏していたニオと出会いトォノシ島の伝統料理「スシ」を知る
そして島で1番伝統のある「みや里」を紹介され一行は、そこへ足を運ぶ
店に着いた一行はスシを頼み、その美味しさに喜ぶ
一行は店を出た後、カタヌキを楽しんでいたが店主のヤスがキュウタを強引に連れ戻そうとするが一行はそれを阻止する
なんとかピンチをしのいだ一行はカワロウ(カッパ)の神社で行われる奉納の儀を知る
そこで一行は神社へ行き、お参りをするのだが謎の声が聞こえた
気になり調べてみると大勢のカッパ達がスシ屋の仕事をし奉納されてたキュウリを食べてる姿があった
一行は中に入ろうとするがキュウタが現れ事情を説明する
カッパは水神の遣いで信奉する上で重要な役割があった
それは神の為の食事「スシ」を作ることであった
カッパは材料や食器の準備を任され
神主は材料をひたすら握る作業を行なっていた
時が流れ「スシ」の存在が外にも知られるようになり忙しくなり始める
その結果、大将(神主)の顔色がだんだんと悪くなっていく
しかし昔からの伝統とみんなを笑顔にする使命感がジャマをして解決策を取らないまま今日まで続いていた事を知る
事情を聞いた翌日、大将の息子であるヤスがやって来てキュウタを強引に連れて行くが「みや里」に戻ったら大将が倒れていた
連日の疲れが原因で倒れてしまったのだ
ここらが限界なのだと悟った大将は店をたたむ決断を下すが伝統よりも大切なモノを見出したキュウタは自分がスシを握ると宣言する
一行も手伝いを協力すると名乗り上げ大将は彼らの申し出を受け入れる事にした
キュウタはスシの修行に励んでいたが大将に近付くことだけを考えていた為かヤスから「シャリの上にネタが乗っただけだ」と厳しい感想をもらう
意気消沈しているところにジークフリートがやって来て相談に乗ることにした
事情を聞いたジークフリートは、かつて潰れかけた料理店での経験から気付いた点を話す
それはなぜ客は料理店やレストランに足を運ぶのかという理由である
それを聞いたキュウタは「お客さんを笑顔にする」という観点を忘れていたことに気付く
時間やお金(特に前者)をかけてでも欲しいものというコンテンツ(商品)の本質を知った瞬間でもあったのだ
長い修行を経て光華(花火)大会当日
その日は「みや里」に、たくさんのお客さんが詰めかける
最初は、なんとかやれていたが夕方ころから客足が伸び、だんだんと状況が悪くなる
絶望的な状況のなかでキュウタの父・マイタや仲間達から多くの食材を託されたキュウタは、みんなの想いをスシの形にして握った
そのスシは美食家の舌をうならせ、うっとりさせるほどの絶品だった
美食家を満足させた一行に更なるサプライズがやってきた
珍しい巨大魚、ゴッド・アルバコアがやって来たのだ
解体ショーを成功させ、無事に光華大会でのピンチを乗り切ることが出来た
外に出て色々なものに触れ知らないものを知った彼は時代や伝統に新たな変化をもたらしてくれたのだった