目覚めた恋人は心の導を見つける
先日、恋人の賢者・ニーアを加入させる事が出来た
今回は彼女のストーリーと恋人の賢者の戦術を書いていこうと思う
賢者のストーリーはタロットになぞらえたダークな展開となっている
彼女が仲間になるまでの経緯と過去を2つのタロット、恋人(正位置と逆位置)と死神(正位置と逆位置)が交錯するストーリーを見ていこう
ストーリー
依頼をこなした帰り道、魔物に襲われていた少女を助けるところからストーリーが始まる
助けた少女はニーアと名乗り「世界を救ってほしい」と依頼を持ちかけられる
依頼内容はカードの中の世界に入り、封じられている敵を倒し続けること
そうすればカードの封印は解けず世界を救えるという内容である
依頼を受けカードの中にいる敵を、ひたすら倒すなかニーアは過去を思い返す
有能な魔導士の名家に生まれたニーアは魔術が苦手だった
そんなニーアを両親は始めは励ましの声をかけてくれた
そして彼女に新たな家族の誕生に素直に喜び、はしゃいでいた
・・・この時までは
妹・クーリエが生まれたことでニーアの生活は一変する
クーリエは魔術の才能が開花し認められていくのに対し才能のないニーアは家族や使用人に疎まれ無視されるようになる
誰にも手を差し伸べてくれず家族から見捨てられる恐怖にニーアの心が壊れ始める
両親に認めてもらう為に魔法の勉強を頑張り努力を重ねてきた
しかし・・・
常に妹と比較され認めてもらえず空回りするばかり
ある日、家族からニーアを放逐(家から追い出し家族との縁を断絶)する話を聞いてしまう
この頃から彼女の心は空虚になり「認めて」「愛して」という言葉が口癖になってしまう
なんとかして家族に見捨てられない為にニーアは、ある禁書に手を出す
それは生命に干渉する魔法である
難しい魔法を習得する為には「机に向かうよりも実際にやる方が覚えやすい」という父親の言葉を思い出したニーアは過去に捨てられた男性を実験台にする事を思いつく
追い詰められ手段や躊躇が一切無い彼女は一緒に挟まっていたカードと共に狂気の実験を始める
数十日かけ数多の男性を生贄にした結果、ついに魔法の習得に成功する
練習の成果を両親に見せると驚き認められる事に成功する
そして父親はニーアに魔導書の写本を作って欲しいと頼まれる
期待に応えようと写本作りを頑張り完成させたニーアに待っていたのは非常に残酷な言葉だった
魔法の習得の為に人間を使って実験した事が父親にバレていたのだ
倫理から外れ危険な思考になっているのもそうだが、バレた事によって家名に傷が付くのを防ぐ為にニーアを地下へ幽閉し二度と外へ出られないようにしたのである
地下へ幽閉されて数ヶ月
満足な食事も与えられず、妹に罵られ痛めつけられ傷付き命の火が消えかけた時、ボロボロの衣服からカードが飛び出し星晶獣・デスが現れる
「死ヲ司ルモノ」として誰からも認められないデスと自身との境遇が重なったニーアはデスと契約を結ぶ事を決断する
契約を結んだ事によりケガなどが完全に治ったニーアは全ての元凶であるクーリエを消す為にデスの力を借り地下牢を脱出しリビングへと向かう
リビングへたどり着いたニーアはクーリエに恨みをぶつけるが両親はニーアを完全に否定する
家名を守る為だけにニーアの存在を否定し信用や愛情、想いを全て踏みにじられ裏切られた彼女の負の感情は遂に爆発した
ニーアはデスを召喚し家族、使用人全てを斬り裂いた
ある者は首を斬られ、ある者はサイコロステーキのようにコマ切れにされ、妹に至っては体をペーストしミートソースのように擦り潰した
全てに決着が付いたニーアはデスから、この世界を壊し自分を愛し認めてくれる世界を創ろうと提案する
ニーアは、その提案に賛同し今に至る
そして戦いを終えた一行は真実を知る
彼女が救いたかったのは“空の世界”ではなく“新世界”である事を
一行が否定の意思を見せるとニーアはデスを差し向けるが、これを撃破
絶望した彼女は「アナタの愛で私を包み込んで」と頼み、デスの鎌に体を貫かれる
するとニーアは闇に飲まれ、デスはカードの姿に戻ってしまった
デスとの死闘から数ヶ月後
街の依頼で不審者を捕らえてほしいという依頼を受ける
その調査で一行はニーアの生まれた家を調べることになった
そこでニーアが書いた日記を見つける
そこには彼女が今までに受けた仕打ち、苦しみ、悲しみが記されていた
やるせない表情をしているところにデスにやられたはずのニーアが現れたのだ
だが彼女の記憶は、ほとんど消えている状態であった
困惑する一行のもとに街の代表が現れ家族や街の人々を奪われた恨みを晴らすべくニーアを消そうとする
ニーアの怒りにカードが反応しデスが現れて彼女と再び契約を結ぶ
それにより今までの出来事を全て思い出したのだ
なんとか代表たちを退けた一行は「世界を壊さなくても認めてもらえる道を探そう」と説得し団に加えるのだった
戦闘スペック
ニーアは独自のカウント「愛ノ救イ」を使って戦う
ターンの終わりに「愛ノ救イ」を2つ減らし、カウントが0以下になると強制的に戦闘不能になる
アビリティを使ってもカウントが減るが、それでカウントが0になっても、その場で戦闘不能にはならない
戦闘不能になるかどうかはターン終了時のカウントダウンの計算時のみなのでカウントを考えて戦略を立てる必要が出てくる
またカウントが0以外で戦闘不能になると敵味方に4ターン強力な弱体効果「残執」が付いてしまう
ニーアはダメージを大幅に減らす力を持っているが無属性や強力な固定ダメージには弱いので油断していると大きなピンチを招く事になる
戦えるターンに限りがあるが仲間を復活させる「リヴァイヴ」があれば後で紹介するタロットの加護も受けられるのでメンバーとして使うなら、このアビリティは必須なので、ぜひ組み込みたい
アビリティ
動ける時間が限定されてる分、アビリティはとても強力なものが揃っている
使い分けとしては「通常攻撃強化の仕込み」と「奥義強化の仕込み」に分けられる
2種類の仕込みを使い強烈な奥義の花火を打ち上げるのがコンセプトと言える
『死ト愛ノ世界』(通常)
3ターンの間、敵味方の攻撃力が上がり味方全員に闇属性の追撃が入るフィールド効果を得る
通常攻撃のサポートと奥義を仕掛ける準備として一石二鳥の効果である
『愛シイ人』(通常)
カウントを2つ減らしニーアと闇属性キャラ1人に4ターンの間、確定トリプルアタックとダメージ半減効果を得る
フィールド効果も加わることでゲージと火力の性能を大幅に引き上げられるようになる
『終焉ノ愛』(奥義)
カウントを1つ減らし闇属性1人の奥義を2回発動できるようになる
この効果は奥義による追撃、ダメージアップなどの効果が2回とも適用されるので強力な奥義性能を持つキャラに付けるのが効果的
また発動間隔が4ターンと短いので最初のターンに使用すれば、もう1人にも奥義を再発動することが可能となるので誰にするかの優先順位を決めておくといいだろう
タロットの加護
賢者のみに与えられた特別な力でサブの状況で様々な力を発揮する
「死の逆位置」
ニーアがサブにいるときに発揮される能力
これは闇属性の主人公が瀕死にならない限り、ターンの終わりまで戦闘不能にならない
強力な一撃をもらった後で敵の仲間の追撃が来ても全て受けきる事が可能なのでライフに注意を払えば主人公が倒れるリスクが大幅に減るだろう
「恋人の正位置」
ニーアがフロントへ出て来た時に一度だけ働く能力
登場すると「渇望」というステータスが闇属性のメンバー全員に付くようになる
「渇望」はダメージの一部を回復し、さらに一度だけ戦闘不能になった際、その場で必ず復活できる効果を持つ
ニーアを復活させた後で敵の強力な攻撃が来そうな時や、召喚石「デス」を使いメンバーを交換させるなどの工夫が求められる
「渇望」が付けば強敵相手でも安心して戦いを進めることが出来る頼もしい力である
彼女の持つ“死の力”を理解すれば、君は「恋人の味方」になる事ができるだろう